この記事は、実際の経験と調べた結果をもとに記載しています。個人の経験の為、記事は参考程度としご自身の判断で行動をお願いいたします。
受診の判断
病院を受診する判断は難しいと思います。軽度の場合は特に痛みが弱くなる為、あれっ、痛くないからいいかな。大丈夫かな。と感じてしまいます。しかし、気胸かどうか診断していただく事は生活する上で必要な事であると感じました。おかしいな、と感じたらすぐ受診する事をお勧めします。
気胸と診断されたら
日常生活で気を付ける事は安静です。禁止事項は、スキューバダイビングや、飛行機に乗る事です。プールや運動、呼吸を深く吸う楽器も控えてた方が安心だと思います。一か月は再発の可能性が高いとの事で、念のため一か月安静に過ごす事にしています。ただし、十何年も経ってから再発している方もいらっしゃるそうで、再発はいつも心に留めておくといいと思います。
気胸の種類
- 自然気胸: 肺胞の一部(のう胞・ブラ・ブレブ)が破れて起こるもの(やせ型の若い男性に多い)
- 続発性気胸: 肺結核、肺がん、肺気腫などの基礎疾患により起こるもの
- 外傷性気胸: 交通事故や胸部を刺された時、肋骨骨折などの際に起こるもの
- 医原性気胸:針をさすような治療や検査などにより起こるもの
- 月経随伴性気胸:子宮内膜症が原因で起こるもの(女性)
気胸の症状
・突然の胸の痛み
・息苦しさ
・乾いた咳
・呼吸困難
・肩が重い
個人差があり、程度により症状も違います。
診療方法
軽度(Ⅰ度): | 外来通院が可能、数日間の安静でよくなることも (肺の頂部が鎖骨より上にあり、少し肺がしぼんでいる状態) |
中等度(Ⅱ度): | チューブを胸腔に差し込み、空気を外へ排出する事が必要(胸腔ドレナージ) (肺の頂部が鎖骨より下にある状態) |
高度(Ⅲ度): | 入院が必要です(胸腔ドレナージや手術) (肺が半分以下にしぼんでいる状態) |
胸腔内にチューブを挿入し、胸腔内にたまった空気を外に出し、肺を膨らませます。
②胸膜癒着術
胸腔ドレーンから自己血や薬を注入し、人工的に胸腔内に炎症を起こさせ、肺と胸壁を癒着させ、気胸を止め、再発を防ぎます。
③気管支鏡下気管支塞栓術
呼吸機能などの問題で手術や全身麻酔が難しい気胸の患者様に行うことがあります。気管支鏡を喉から挿入し、肺の穴が開いている所につなが
る気管支をフィブリン糊やシリコン製の詰め物で塞ぎ、空気がもれるのを防ぎます。
④VATS (胸腔鏡下)ブラ切除術
気胸の原因となったブラ(肺のう胞)を胸腔鏡という内視鏡を使って切除します。胸の創は3ヶ所でそれぞれ約1cmです。
そこから内視鏡と器具を入れて肺の切除や縫合を行います。胸を大きく切り開く従来の手術と比べると、術後の痛みも少なく、
創跡も目立ちません。術後も経過がよければ、社会復帰も早くできます。
調べてたどり着いた病院
- 神奈川県立循環器呼吸器病センター
http://junko.kanagawa-pho.jp/patient/disease/pneumothorax.html - 総合東京病院
https://www.tokyo-hospital.com/center/pneumothorax/ - 玉川病院
https://www.tamagawa-hosp.jp/
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